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ライフパフォーマンスの向上に向けた運動・スポーツの推進
東京2020レガシー「Sport in Lifeプロジェクト」職場の取り組み紹介も

目的を持った運動・スポーツを

 ライフパフォーマンスの向上に向けた運動・スポーツの推進とはどういうものか、同庁は次のように紹介する。

 スポーツ実施の効果(体力向上・健康増進等)を高めるためには、心身の維持・向上が必要な機能に焦点を当て、運動・スポーツがもたらす効果や影響に着目し、それに適した方法や目的を定めた運動・スポーツ(目的を持った運動・スポーツ)を実施することが重要である。
 また、目的を定め、心身に多様な変化を与える運動・スポーツを実施し、それぞれのライフステージにおいて最高の能力が発揮できる状態(ライフパフォーマンスの向上)を目指すことによって、健康の保持増進はもとよりQOLを高めることなど、生きがいのある充実した生活を送ることに寄与できる。  トップアスリートでの「ハイパフォーマンススポーツのサポート」で得られた知見を、一般の人々の「ライフパフォーマンスの向上につなげる」ことが期待されている。

 そのような観点から、性別・年齢・障害の有無にかかわらず、"多様な人々のスポーツを通じたライフパフォーマンスの向上"が、「目的を持った運動・スポーツ」を推進するねらいである。

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出展:ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進について(概要)(2023.8)より

 今回の中間取りまとめでは、多方面の分野から具体的に検討を加え、あらためてライフパフォーマンスを次のようにまとめている。

  • 困難な状況に陥ったとしてもそれを乗り越える力であり、それぞれのライフステージにおいて、環境変化や加齢等に心身機能を適応させながら、個々の課題解決や目標達成に向けて発揮できる能力
  • ライフパフォーマンスの向上を目指すことは、心身の健康の保持増進はもとより、QOLを高めることなど、Well-beingの最大化に資する

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出展:ライフパフォーマンスについて(2024.6)より

職場におけるライフパフォーマンスの向上を目指して

 また、スポーツ庁の「Sport in Life プロジェクト」では、令和5年度事業として『スポーツに関する効果的な指導を推進するためのツール等の作成・提供(職場におけるライフパフォーマンスの向上を目指す目的を持った運動・スポーツに関する指導のすすめ)』という冊子も作成されている。

 冊子の「はじめに」では、職場で取り組みやすい例を挙げて次のように紹介している。

 企業における日頃の保健指導や運動の定着に向けた支援や取り組みでは、どのような運動をお勧めしていますか?
 例えば、「生活習慣病予防」や「心と体の健康を保つ」という目標に対し、「ウォーキング」は取り入れやすい運動のひとつではないでしょうか。
 そのウォーキングの歩数や時間、頻度等は、どのように提案されているでしょうか。例えばウォーキングという運動でも、「目的」を設定しそれに応じた「歩き方」の工夫を行うこと(「目的を持った運動・スポーツ」を実施すること)で、心身への様々な効果を発揮できます。

出展:職場におけるライフパフォーマンスの向上を目指す目的を持った運動・スポーツに関する指導のすすめ

 このほか職場で簡単にできる「セルフチェック」「改善エクササイズ」や「職場での運動ならではのポイント」といった具体的な事例なども紹介しており、職場での保健指導や運動の定着へ向けた支援や取り組みの参考になるものとなっている。

参考資料

Sport in Lifeプロジェクト(スポーツ庁)
ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進について(スポーツ庁)
「目的を持った運動・スポーツ」とは?(Sport in Lifeプロジェクト)
職場におけるライフパフォーマンスの向上を目指す目的を持った運動・スポーツに関する指導のすすめ(スポーツ庁)

[保健指導リソースガイド編集部]