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良い睡眠をとれていないと肥満やメタボのリスクが上昇 【睡眠を改善する3つの方法】
2024年09月09日
睡眠を十分にとれていないと、肥満のリスクが高くなることが明らかになった。
とくに生活リズムが乱れていて、十分な睡眠をとれていない人は、健康を損なうリスクが上昇する。
良い睡眠をとることで、食事や運動などの生活スタイルも改善しやすくなることも示されている。
睡眠を改善するための、3つの方法をご紹介する。
睡眠リズムが乱れると肥満や過体重になりやすい
睡眠を含めた生活リズムが乱れている人は、肥満や過体重になりやすいことが分かった。 米オレゴン健康科学大学の研究グループは、体格指数(BMI)が25以上の太りすぎや肥満の男女30人を対象に、7日間の睡眠を記録してもらった。唾液サンプルを採取し、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌についても調べた。 メラトニンは、毎日の睡眠やホルモン分泌などの概日リズム(サーカディアンリズム)の調節に関わっている。一般的に、メラトニンの分泌は、昼間に低く夜間に高くなる日内変動を示す。 夜になると自然にメラトニンは増え、眠りを誘うが、そうした眠りの信号を無視した生活をしている人は、肥満になりやすいことが調査では分かった。 とくに生活リズムが乱れていて、十分な睡眠をとれていない男性は、内臓脂肪が多く、中性脂肪の値も高く、メタボリックシンドロームのリスクが高かった。 「メラトニンの分泌に合わせた、睡眠と覚醒のリズムが規則正しい生活をしている人は、肥満のリスクが少なく健康である傾向があることも分かりました」と、同大学の労働衛生科学研究所のアンドリュー マクヒル氏は言う。 「生活リズムを整えることで、睡眠を改善できる可能性があります。良い睡眠習慣を身につけることが重要です」としている。良い睡眠をとれていると食事や運動を改善しやすい
良い睡眠をとることで、食事や運動などの生活スタイルも改善しやすくなることが、米国心臓学会(AHA)が発表した別の研究で示されている。 研究グループは、12ヵ月減量プログラムに参加し、体重管理に取り組んでいる平均年齢50歳の成人125人を対象に調査をした。 その結果、良い睡眠をとれている人は最初の6ヵ月間で、食事のカロリー摂取量を減らし、より体を活発に動かしており、生活スタイルが健康的である傾向がみられた。 「1晩に7~8時間眠り、起床時間を規則正しくし、リフレッシュした状態で目覚め、日中は活発に活動することは、食事や運動などの生活スタイルを改善するためにも有用である可能性があります」と、ピッツバーグ大学の健康・人間発達学部のクリストファー クライン氏は言う。 AHAによると、良い睡眠をとることは、より日中に活動的になり、健康的な体重を維持し、コレステロールや血糖、血圧の値をより低く管理することと関連している。睡眠を改善する方法1 |
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スマホをベッドの近くに置かない ベッドのなかでスマホを見ると睡眠が妨げられる |
睡眠を改善する方法2 |
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眠る前に軽い運動をする 座ったままできる自重トレーニングがおすすめ |
睡眠を改善する方法3 |
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休日の寝だめに効果がある場合も 寝すぎには注意が必要 |
健康づくりのための睡眠ガイド2023 Good sleep habits important for overweight adults, OHSU study suggests (オレゴン健康科学大学 2024年8月23日)
Circadian alignment, cardiometabolic disease, and sex specific differences in adults with overweight/obesity Get access Arrow (Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism 2024年8月20日)
Getting Good Sleep Could Add Years to Your Life: Having five low-risk sleep habits may have long-term benefits (米国心臓病学会 2023年2月23日)
A good night's sleep may make it easier to stick to exercise and diet goals, study found (米国心臓学会 2023年3月3日)
Keep devices out of bed for better sleep - study (オタゴ大学 2024年9月4日)
Screen Use at Bedtime and Sleep Duration and Quality Among Youths (JAMA Pediatrics 2024年9月3日)
Evening activity for better sleep - Otago study (オタゴ大学 2024年7月17日)
Evening regular activity breaks extend subsequent free-living sleep time in healthy adults: a randomised crossover trial (BMJ Open Sport & Exercise Medicine 2024年7月16日)
Catching up on sleep on weekends may lower heart disease risk by up to 20% (欧州心臓病学会 2024年8月29日)
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