ニュース
新連載『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』
2013年08月30日
新連載『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』(佐野 喜子 神奈川県立保健福祉大学プライマリー栄養ケア研究室)を公開しました。
この連載では、「間食」に的を絞り、筆者が、これまで実施してきた食事指導経験の中での成功・失敗パターンを例に、アセスメントのポイントやコツ、上手に習慣を是正していく方法を紹介していきます。
生活サイクルを修正し、対象者をより健康体に導くためには、だれもが毎日必ず行う"食"の改善が最も重要な課題となります。相手の食生活全体を把握・管理するには、基本3食だけでなく、おやつや夜食などの間食習慣の把握が必要ですが、意外とそこが見落とされていたり、良い形で修正できないことが多いようです。
保健指導のアセスメントでは、目標に対する行動変容ステージをもとに指導を進めていくことが知られています。食事指導の際も、聞き取りの中からその方のステージを推測し、意識しながら会話を進めていくことが大切です。
例えば、毎日のように残業している方が、夕方は菓子パンを食べて夕食までの空腹を充たしている習慣があるとわかったとき、その方の個性や生活状況はもちろん、ステージがどこにあるかで、説明のしかた、納得してもらえる言葉、行動変容へ導くアプローチ方法は変わってくるのです。
これから6回にわたり、行動変容ステージに応じた間食指導を考えていきたいと思います。第1回目は「無関心期」。無関心期とは、「6ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がない時期」で、行動変容についての関心が「全くない」もしくは「あまりない」時期と一般的に定義されています。
オピニオンこの連載では、「間食」に的を絞り、筆者が、これまで実施してきた食事指導経験の中での成功・失敗パターンを例に、アセスメントのポイントやコツ、上手に習慣を是正していく方法を紹介していきます。
『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』
栄養/食生活 トップページ
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「栄養」に関するニュース
- 2025年02月25日
- ストレスは「脂肪肝」のリスクを高める 肥満やメタボとも関連 孤独や社会的孤立も高リスク
- 2025年02月25日
- 緑茶を飲むと脂肪肝リスクが軽減 緑茶が脂肪燃焼を高める? 茶カテキンは新型コロナの予防にも役立つ可能性が
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月17日
- 肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
- 2025年02月12日
-
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より - 2025年02月10日
- 緑茶やコーヒーを飲む習慣は認知症リスクの低下と関連 朝にコーヒーを飲むと心血管疾患リスクも低下
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 2025年02月03日
- 良い睡眠は肥満や高血圧のリスクを減らす 日本人の睡眠は足りていない 3つの方法で改善
- 2025年01月23日
- 大腸がんが50歳未満の若い人でも増加 肥満のある人は大腸がんリスクが高い 予防に役立つ3つの食品とは?
- 2025年01月23日
- 高齢者の要介護化リスクを簡単な3つの体力テストで予測 体力を維持・向上するための保健指導や支援で活用