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【連載更新】 ストレスチェックを職場環境改善活動に生かす

 連載「ストレスチェック制度と産業保健師の役割」(徳永 京子/保健師・看護師・精神保健福祉士、会社の保健室 代表)の第3回「ストレスチェックを職場環境改善活動に生かす」を公開しました。

 ぞうきんがけの法則
 ちょっと想像してみてください。あなたは、雑巾で拭き掃除をしています。

 バケツに水をはって、汚れたらすすぎながら、窓を拭いたり、机を拭いたりしています。

 やがて、バケツの水が真っ黒になり、十分にすすげなくなったの、雑巾を取り出し、水道まで持っていき、十分にすすぎ、石鹸もつけて、きれいな雑巾にして、掃除をしていた部屋に持ってきました。

 再び掃除をして、すすごうとしたら、バケツの中の水は汚れきった真っ黒な水しか入っていません。このバケツの中の水ですすいだら、たちまち元の汚れきった雑巾に戻ってしまうのです。そして、気づくのです。「バケツの水も一緒にきれいにすればよかった」と。

 産業保健の現場にいると、メンタル不調を繰り返す従業員や、同一職場から複数のメンタル不調者を生み出すということに出会います。メンタル不調になった従業員が治療のために休職しても、復帰する職場が、発病当時と同じく、ストレスに満ちた職場であれば、復職したとたん、再発してしまうという現象に似ています。私は、これを『ぞうきんがけの法則』と名付けました。

オピニオン
「ストレスチェック制度と産業保健師の役割」

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