ニュース

糖尿病療養の地域連携をサポート 「糖尿病連携手帳」のスマホアプリ版

 金沢大学は、糖尿病療養の地域連携をサポートする「糖尿病連携手帳」のスマートフォンアプリ版である「e連携手帳」(iOS版)を開発したと発表した。
年間200万部以上が利用されている「糖尿病連携手帳」
 糖尿病療養は、糖尿病専門医とかかりつけ医が必要に応じて連携し、総合的に診療を行う地域連携が中心となりつつある。地域連携パスを作成し、かかりつけ医と専門病院などの医療機関との連携を強化し、診療をバランスよく提供できる共同診療体制が地域で運用されている。

 この連携を支援するツールとして活用されているのが、日本糖尿病協会が発行している「糖尿病連携手帳」だ。すでに全国で年間200万部以上が利用されている。

 新しいスマートフォンアプリ「e連携手帳」は、金沢大学が日本糖尿病協会からの承認を受け、ソフト開発のアイパブリッシングと共同で開発した。米アップルの基本ソフト(OS)「iOS」に対応しており、無料で利用できる。

 「e連携手帳」の特徴は以下の通り――
・ 日常で使用するスマホに入れられるので、携帯性に優れている。持参し忘れや紛失などが減少する。
・ 毎日の薬や食事の記録がしやすい。カメラで撮影し画像として保存できる。
・ 体重や血圧などの健康情報をいつでも記録できる。
・ 医療機関で受けた検査の結果を入力し、情報を電子データ化し蓄積できる。
・ 入力した数値はグラフ化も可能で、視覚的に病状を把握できる。
・ 日本糖尿病協会のFaceBookにリンクしており、糖尿病に関する情報を見ることができる。
・ 今後の改訂に対応しアップグレードできる。

e連携手帳のダウンロードページ(App Store)
その他、糖尿病治療・食事療法などのアプリ紹介はこちら>>
糖尿病アプリ・ツール(糖尿病ネットワーク)

[Terahata]
side_メルマガバナー

「健診・検診」に関するニュース

2025年08月21日
歯の本数が働き世代の栄養摂取に影響 広島大学が新知見を報告
2025年07月07日
子供や若者の生活習慣行動とウェルビーイングの関連を調査 小学校の独自の取り組みを通じた共同研究を開始 立教大学と東京都昭島市
2025年06月27日
2023年度 特定健診の実施率は59.9%、保健指導は27.6%
過去最高を更新するが、目標値と依然大きく乖離【厚労省調査】
2025年06月17日
【厚労省】職域がん検診も市町村が一体管理へ
対策型検診の新項目はモデル事業で導入判断
2025年06月02日
肺がん検診ガイドライン19年ぶり改訂 重喫煙者に年1回の低線量CTを推奨【国立がん研究センター】
2025年05月20日
【調査報告】国民健康保険の保健事業を見直すロジックモデルを構築
―特定健診・特定保健指導を起点にアウトカムを可視化
2025年05月16日
高齢者がスマホなどのデジタル技術を利用すると認知症予防に 高齢者がネットを使うと健診の受診率も改善
2025年05月16日
【高血圧の日】運輸業はとく高血圧や肥満が多い 健康増進を推進し検査値が改善 二次健診者数も減少
2025年05月12日
メタボとロコモの深い関係を3万人超の健診データで解明 運動機能の低下は50代から進行 メタボとロコモの同時健診が必要
2025年05月01日
ホルモン分泌は年齢とともに変化 バランスが乱れると不調や病気が 肥満を引き起こすホルモンも【ホルモンを健康にする10の方法】
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,800名)
登録者の内訳(職種)
  • 医 師 3%
  • 保健師 47%
  • 看護師 11%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 20%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶