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【健やか21】4人に1人は食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」ー令和元年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)
2020年10月30日

健康無関心層の実態を初めて把握
厚生労働省が令和元年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を取りまとめ公表しました。令和元年調査では、毎年実施している基本項目に加え、社会環境の整備を重点項目とし、その状況を把握することが目的となっていました。
【調査結果のポイント】
◆食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」者が4人に1人
・食習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性24.6%、女性25.0%
・運動習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性23.9%、女性26.3%
・健康な食習慣や運動習慣定着の妨げとなる点を改善の意思別にみると、「改善するつもりである」者及び「近いうちに改善するつもりである」者は、「仕事(家事・育児等)が忙しくて時間がないこと」と回答した割合が最も高い ◆喫煙及び受動喫煙の状況については改善傾向 ◆非常食の用意の状況には地域差がある
【詳細はこちら】◆食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」者が4人に1人
・食習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性24.6%、女性25.0%
・運動習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性23.9%、女性26.3%
・健康な食習慣や運動習慣定着の妨げとなる点を改善の意思別にみると、「改善するつもりである」者及び「近いうちに改善するつもりである」者は、「仕事(家事・育児等)が忙しくて時間がないこと」と回答した割合が最も高い ◆喫煙及び受動喫煙の状況については改善傾向 ◆非常食の用意の状況には地域差がある
◆令和元年「国民健康・栄養調査」の結果の公表について(厚生労働省) 保健指導の現場に立つ皆さまの実感と比較すると、どのような印象を受けるでしょうか? 10月23日に公表された「令和2年版厚生労働白書」の「100人でみた日本、日本の1日」には「雇用」や「医療」について、わかりやすくまとめた数値がいくつか掲載されています。併せてご参照いただくと、保健指導に役立つ示唆が見つかるかもしれません。
最新トピックス・イベント(2020年10月29日更新)
・11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間~睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう~」の実施について(厚生労働省)・令和2年度「児童虐待防止推進月間」の実施について(厚生労働省)
・「令和2年版厚生労働白書」の公表について(厚生労働省)
・「不妊治療と仕事の両立のために」の掲載について(厚生労働省)
・不妊治療を受けやすい職場環境整備に向けた検討会(第1回)の開催について(内閣府)
・「人口減少社会における医療・福祉の利用に関する意識調査」の結果の公表について(厚生労働省)
・令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(文部科学省)
・「体験活動推進特設ページ」(たっぷり体験)の新設について(文部科学省)
・「イクメン企業アワード2020」・「イクボスアワード2020」の受賞企業・受賞者の決定について(厚生労働省)
・第26回アルコール健康障害対策関係者会議の資料等の掲載について(厚生労働省)
・青少年インターネット環境の整備等に関する検討会報告書(案)に対する意見募集について(内閣府)
・不妊治療に関する共同研究第二弾・不妊治療経験者のデータ収集の開始について(国立成育医療研究センター)
・令和2年度 厚生労働省こころの健康づくり対策事業 思春期精神保健研修 思春期精神保健対策医療従事者専門研修の実施について(国立国際医療研究センター国府台病院)
・子ども安全メール「Vol.526 はさみなどの刃物を子どもが勝手に使わないように!」の掲載について(消費者庁) ※詳しい情報は、健やか親子21(第2次)ホームページを参照。
「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画
「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。
平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。
「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。
健やか親子21(第2次)ホームページトピックス一覧
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