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【健やか21】子どもの事故防止プロジェクト・レポート「子育てを経た保護者の事故防止に対する意識の変化」の掲載について(消費者庁)
2021年04月02日

父母による違いを踏まえた啓発が必要
消費者庁・子どもの事故防止プロジェクトが「子育てを経た保護者の事故防止に対する意識の変化―父母による違いを踏まえた啓発の必要性(パネル調査・後編)―」を公開しました。
消費者庁では保護者が子育てを通じて、いつ頃どのような事故の危険性を認識するのか等を明らかにすることを目的として、妊娠中の妻およびその夫を対象に、子どもの事故に対する認識や知識を、出産後の複数年にわたって調査しています。昨年12月には、本調査の結果についてまとめたレポートの前編(出産前と出産後の事故の危険性に対する認識と対策の変化)が公表されました。
今回公開された後編は、さらに効果的な事故防止に関する情報啓発のポイントを探るため、既存の研究における"父親の方が母親よりも意識が低い"という見解を参考に、出産前と子どもが1歳になる頃の2つの時点での「子どもの事故防止に対する意識の変化」について、父親と母親にわけてみています。ポイントは以下のとおりです。
- 父親は、出産前において、0歳児に起こりがちな「誤飲・窒息」に関する事故についての意識が低い。
- 母親は、子どもが1歳になる頃の「転倒・転落」に関する事故の対策割合が他の事故に比べて低い。
- 父親は情報の入手先が少ない傾向にあるなど、父母によって子どもの事故防止に関する情報の入手先に特徴があるため、父母による違いを踏まえた啓発が必要である。
【詳細はこちら】
最新トピックス・イベント(2021年 4月 1日更新)
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・令和元年度「新生児聴覚検査の実施状況等について」の調査結果の公表について(厚生労働省)
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・「新型コロナウイルスの研究用抗原検査キット及び抗体検査キット使用についての注意」の掲載について(消費者庁)
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「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画
「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。
平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。
「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。
健やか親子21(第2次)ホームページトピックス一覧
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