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【健やか21】子どもの事故防止プロジェクト・レポート「子育てを経た保護者の事故防止に対する意識の変化」の掲載について(消費者庁)

 「健やか親子21(第2次)ホームページ」より、専門職向けの学校保健・母子保健に関する最新情報をピックアップしてお届けします。
 「健やか親子21」では、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を一緒に推進して頂ける企業や団体を募集しています。
父母による違いを踏まえた啓発が必要

 消費者庁・子どもの事故防止プロジェクトが「子育てを経た保護者の事故防止に対する意識の変化―父母による違いを踏まえた啓発の必要性(パネル調査・後編)―」を公開しました。

 消費者庁では保護者が子育てを通じて、いつ頃どのような事故の危険性を認識するのか等を明らかにすることを目的として、妊娠中の妻およびその夫を対象に、子どもの事故に対する認識や知識を、出産後の複数年にわたって調査しています。昨年12月には、本調査の結果についてまとめたレポートの前編(出産前と出産後の事故の危険性に対する認識と対策の変化)が公表されました。

 今回公開された後編は、さらに効果的な事故防止に関する情報啓発のポイントを探るため、既存の研究における"父親の方が母親よりも意識が低い"という見解を参考に、出産前と子どもが1歳になる頃の2つの時点での「子どもの事故防止に対する意識の変化」について、父親と母親にわけてみています。ポイントは以下のとおりです。

  • 父親は、出産前において、0歳児に起こりがちな「誤飲・窒息」に関する事故についての意識が低い。
  • 母親は、子どもが1歳になる頃の「転倒・転落」に関する事故の対策割合が他の事故に比べて低い。
  • 父親は情報の入手先が少ない傾向にあるなど、父母によって子どもの事故防止に関する情報の入手先に特徴があるため、父母による違いを踏まえた啓発が必要である。

【詳細はこちら】

最新トピックス・イベント(2021年 4月 1日更新)

・手引き「児童虐待への対応のポイント~見守り・気づき・つなぐために~」(令和3年3月改訂版)の公開について(文部科学省)
・「ヤングケアラーについて」のページの公開について(厚生労働省)
・東京大学Cedepとの共同研究「乳幼児の生活と育ちに関する調査」(乳幼児パネル調査)の公表について(ベネッセ教育総合研究所)
・令和元年度「新生児聴覚検査の実施状況等について」の調査結果の公表について(厚生労働省)
・災害時における学校給食実施体制の構築に関する事例集の公開について(文部科学省)
・新たな「食育推進基本計画」の公表について(農林水産省)
・「新型コロナウイルスの研究用抗原検査キット及び抗体検査キット使用についての注意」の掲載について(消費者庁)
・青少年のインターネット利用環境実態調査の公開について(内閣府)
・子ども安全メール「Vol.548 子どもを乗せた際の自転車事故に注意!」の掲載について(消費者庁)
・危害・危険情報「ドアによるはさみ込みに注意しましょう!」の掲載について(東京都)
・ 学校における体育活動での事故防止対策推進事業 成果報告書の掲載について(日本スポーツ振興センター)
・ 栄養教諭PR動画(YouTube)「あなたの学校に栄養教諭はいますか?」の公開について(文部科学省)
・プレスリリース「COVID-19パンデミック下での児童思春期心理改善の必要性 過去の児童思春期のデータを今に活かす」の掲載について(東北大学)
・児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議(令和2年度/第3回)配付資料の掲載について(文部科学省)
・令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業にかかる公募について(厚生労働省)
・「小児集中治療室での医療の質改善に関するシステマティックレビュー ~研究報告の質の問題を初めて明らかに~」の掲載について(大阪市立大学)
・新型コロナウイルス感染症に関連したいじめ等について考える教材への英語版・中国語版・韓国語版の追加について(東京都教育委員会)

※詳しい情報は、健やか親子21(第2次)ホームページを参照。

「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画

 「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。

 平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。

 「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。

健やか親子21(第2次)ホームページ
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