ニュース

第1回目健康レシピコンテスト「プルーン食べ合わせ」結果発表!

 ドライプルーン(以下、プルーン)は健康維持と慢性疾患の低減に役立つ成分が自然のままの形でバランス良く含まれている機能性食品素材です。今回、「食べ合わせ」に着目し、プルーンの栄養を最大限に生かすレシピの投票コンテストを実施しました。多くの投稿・コメントをいただきましたのでここでご報告いたします。

人気レシピNo.1
「餃子の皮で簡単おつまみ!?プルーンとハムチーズサンド」

 プルーンは、プラム(西洋すもも)を完熟、乾燥させたものです。甘味は、天然のブドウ糖、果糖、糖アルコールに分類されるソルビトールが含まれていて、砂糖の代わりにも利用できます。

 また、食物繊維も水溶性、不溶性のどちらも豊富で、保水性が高く、料理にコクを出すなど、そのまま食べるだけでなく、お料理に調味料として使うことも可能です。

 今回多数の保健師、看護師、管理栄養士、一般の方々からの投稿やご意見では、栄養面でのコメントや手軽さのコメント、バター代わりの調味料としての驚きのコメントが多く寄せられました。

 骨のカルシウムを効率的に取る組み合わせで作るのも手軽、食べるのも手軽な『餃子の皮で簡単おつまみ!?プルーンとハムチーズサンド』が1番に選ばれたのは、まさに、手軽で栄養価を重視した、働く女性の健康術につながる投票結果だったのではないかと思います。

(コンテスト監修:女子栄養大学栄養クリニック・蒲池桂子先生)

「餃子の皮で簡単おつまみ!?プルーンとハムチーズサンド」の作り方はこちら↓

 【Point】
酸味のあるプルーンと一緒に食べることで、チーズに含まれるカルシウムが吸収されやすくなり、ちょっとしたおつまみなのに、効率よく栄養が摂取できます。

投稿コメント紹介

  • 餃子の皮は、一般家庭でも馴染みがあります! そして、簡単なので子どもと一緒に作れそうです。子育てと仕事と家事に追われる私としては、栄養もとれて、子どもと触れ合えて、美味しいときたら、バッチリです!(りさ・保健師)
  • トースターで出来る手軽さがいいです。砕いたアーモンドなどをアクセントに入れても食べごたえとカルシウムの吸収率アップにいいですね。(たけのこ・保育士)
  • カルシウム吸収率がアップし、子供のおやつにももってこいだとおもいます。手軽につくれるところがいいです。餃子の皮を玄米やクルミパンになどにしてもよさそうですね。(食事バランス・看護師)
  • 太る!と言われるおつまみが、骨を丈夫にするおつまみになるのは女性にとってうれしい組み合わせです。(にべよう・保健師)

女子栄養大学栄養クリニック・蒲池桂子先生に聞いてみました!

---プルーンなどのドライフルーツが日常生活で有用なワケ

 ドライフルーツには、カリウム、食物繊維が他の食品と比べて比較的多く、そのまま食べてもまた保存食としても利用できます。特にプルーンは、ビタミンB群が多く含まれており、ビタミンB群は、代謝を助け、疲れを取る働きをします、さらに、ブドウ糖も意外に多く含まれており、仕事の合間に効率が下がったときには、お勧めです。

---プルーンは、そのままでも食べられますが、今回、プルーンの豊富な栄養素を効率よく吸収するために「食べ合わせ」に着目しました。
登場したレシピの中で蒲池先生が気になる、またはおすすめのものを教えて下さい。


各レシピは【第1回目 プルーン健康レシピコンテスト】でご覧いただけます。

■やわらかくする。という視点から見ると、プルーンの酸味で、栄養満点なつまみに!プルーンの肉巻はお肉をやわらかくし、甘みで旨みを引き立てる役割がありますね。

■酸味と甘みを利用した、プルーンの味噌漬けは、酢味噌のようなさわやかな調味料になると思います。プルーンとチーズのサラダプルーンとサツマイモのヨーグルトサラダサツマイモとプルーンのレモン煮は、ドレッシングや砂糖、酢などの調味料代わりにプルーンを利用してプルーンのおいしさを加えたメニューとなりました。

■水溶性および不溶性の食物繊維を利用した、プルーンと雑魚の佃煮は、甘みと水溶性食物繊維を利用することで糖分を減らしながらも水溶性食物繊維からのテリと粘りそしてミネラル分が加わり旨みが引き立ちますね。

 プルーンバナナマフィンは、甘みと豊富な食物繊維を利用することで、保水性が加わり、それがバターの代わりとしてはたらいて、エネルギー量を減らすことができるおやつになりました。

■栄養的な効果を手軽な調理方法で、取り入れる。餃子の皮のプルーンハムチーズサンドプルーンとラズベリーのヨーグルトドリンクについては、ハムチーズで旨みを加える。酸味をヨーグルトで抑えるなどして手早くプルーンと骨にプラスとなる栄養をとることができるメニューとなりました。

たくさんのご応募ありがとうございました!

 この度は、保健指導リソースガイド企画「第1回目プルーン健康プルーンレシピコンテスト」にご応募・閲覧していただき誠にありがとうございました。プレゼント当選者はメールの連絡をもって発表とさせていただきます。

 もしもの災害時の常備食として、ドライフルーツが注目されています。 また、最近では、非常時のための備蓄ではなく、日ごろから利用できる長期保存可能な食品を買い置いて、食べたら買い足すというローリングストック法も推奨されています。ドライフルーツの中でもプルーンは水分含有量が高いことやカリウムを含むことから、災害時の備蓄食としても有用な食材ですので、是非、日常から常備して頂き、災害時・日常の健康レシピでご活用いただければと思います。

【参照】No.1 震災後に求められる備蓄食11の条件と「常備食」(宮城大学・石川伸一先生)

 ※本企画・本ニュースのお問い合わせは保健指導リソースガイド お問い合わせ までよろしくお願いいたします。
[保健指導リソースガイド編集部]
side_メルマガバナー

「産業保健」に関するニュース

2025年08月21日
令和7年(1月~7月)の自殺者は11,143人 前年同期比で約10%減少(厚生労働省)
2025年08月21日
歯の本数が働き世代の栄養摂取に影響 広島大学が新知見を報告
2025年08月20日
育休を「取りたい」若者は7割超 仕事と育児との両立で不安も 共に育てる社会の実現を目指す(厚生労働省)
2025年08月13日
小規模事業場と地域を支える保健師の役割―地域と職域のはざまをつなぐ支援活動の最前線―
【日本看護協会「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」】〈後編〉
2025年08月07日
世代別・性別ごとの「総患者数」を比較-「令和5年(2023)の患者調査」の結果より(日本生活習慣病予防協会)
2025年08月06日
産業保健師の実態と課題が明らかに―メンタルヘルス対応の最前線で奮闘も、非正規・単独配置など構造的課題も―
【日本看護協会「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」】〈前編〉
2025年08月05日
【インタビュー】2週間のデトックスで生産性が変わる?
製薬の『アルコールチャレンジ』に学ぶ健康経営
2025年07月28日
日本の「インターバル速歩」が世界で話題に 早歩きとゆっくり歩きを交互に メンタルヘルスも改善
2025年07月28日
肥満と糖尿病への積極的な対策を呼びかけ 中国の成人男性の半数が肥満・過体重 体重を減らしてリスク軽減
2025年07月28日
1日7000歩のウォーキングが肥満・がん・認知症・うつ病のリスクを大幅減少 完璧じゃなくて良い理由
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,800名)
登録者の内訳(職種)
  • 医 師 3%
  • 保健師 47%
  • 看護師 11%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 20%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶