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【もっとも読まれたニュース トップ10】変化の年だった2022年 保健指導リソースガイド

 「保健指導リソースガイド」で2022年に公開したニュースのうち、もっともアクセス数の多かった10本をご紹介します。

新型コロナ感染防止から「ウィズコロナ」へ 「変化」の年だった2022年

 2022年は、世界が新型コロナとともに生きる「ウィズコロナ」へと方向性を変えた年で、さまざまな面で「変化」が多かった年だったと言えます。

 新型コロナだけでなく、冬場に発症が増える脳卒中や心臓疾患、あるいはインフルエンザなどの他の感染症も心配されます。

 既存の基礎疾患(糖尿病、肥満、心臓病、呼吸器疾患など)の存在や、高齢化は、新型コロナなどの感染症の重症化に大きく関係します。糖尿病・高血圧症・脂質異常症・がんなどの疾患はコロナの収束を待ってくれません。「特定健診」をしっかり受け、日頃から予防に努めることが大切です。

 新型コロナの流行の影響を受け、特定健診とがん検診の受診者数が大幅に減少しているという報告もあります。コロナ禍にこそ健康をみつめなおす必要があり、健診とがん検診は重要です。

 今後はできるだけ早く、健診とがん検診を適切に受けられる日常を取り戻すことが課題となります。

 保健指導リソースガイドで1年間に多く読まれた記事の上位にも、新型コロナに関連したものが多く入りました。

※集計期間は2022年1月1日~12月31日です。

保健指導リソースガイド ニュース 2022年 トップ10
【新型コロナ関連】

  1. 【新型コロナ】回復後もさまざまな後遺症が ウォーキングなどの運動で後遺症の悪循環を断ち切る

  2. 【新型コロナ】ワクチン3回目接種を受けた人は重症化・死亡リスクが大きく低下 追加(3回目)接種は効果がある

  3. 【新型コロナ】後遺症が疑われる人は34% どんな人に後遺症が出ているのか? 広島県調査

  4. 【新型コロナ】ワクチンの4回目接種は効果が高い ワクチンは最初の年だけで2000万人の命を救った

  5. 【新型コロナ】電子タバコを吸う人は新型コロナが重症化しやすい 電子タバコによる肺の炎症が全身に影響

  6. 【新型コロナ】ノババックスのワクチンの3回目接種の結果 副反応の頻度は他のワクチンより低い

  7. 【新型コロナ】母乳育児が大幅に減少 母乳には大切なベネフィットが 授乳中のワクチン接種は安全

  8. 【新型コロナ】発熱緩和に「漢方薬」が効く 呼吸不全も抑制 漢方薬で新型コロナを治療

  9. 【新型コロナ】オミクロン株に感染した入院患者の6割はワクチンの2回接種済み やはり3回目接種が必要

  10. 【新型コロナ】日本人はなぜ感染・死者数が少ない? 風邪でつくられた免疫が新型コロナにも有効に働いている可能性 理研

 新型コロナ以外の情報だけを取り出してみると、生活スタイル改善に向けた行動変容に役立つ、生活に密着した情報がアクセスを集めました。

保健指導リソースガイド ニュース 2022年 トップ10
【新型コロナ以外】

  1. 「加熱式タバコ」による受動喫煙は新たな社会問題に 10人に1人以上がほぼ毎日曝露 急激に増加

  2. 「コーヒーを飲む」習慣が痛風の発症を減らす? 尿酸値とは関係なく痛風リスクが低下

  3. 牛乳やヨーグルトなどの乳製品が高齢者の骨折や転倒のリスクを減少 カルシウムとタンパク質を十分に摂ることが大切

  4. 子供の心の実態調査 食事を食べられなくなる「神経性やせ症」の子供がコロナ禍で増加

  5. 【子宮頸がん】HPVワクチンの積極的勧奨中止で女性の感染率が上昇 キャッチアップ接種が必要

  6. 腸内環境を健康にして感染対策 食物繊維で善玉菌をサポート 腸内菌が感染と重症化を防ぐ?

  7. 肉やソーセージなどを食べ過ぎると健康リスクが上昇 植物性食品に置き換えるとリスクは減少

  8. 小・中学生の体力が低下 運動時間が減少し、肥満は増加 スポーツ庁「全国体力・運動能力調査」

  9. 動脈硬化学会が「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」を発表 特定健診・保健指導にも影響

  10. 牛乳を毎日コップ1杯飲んでいる女性は脳卒中のリスクが低下 牛乳に血圧を下げる効果が?

 2023年が皆さまにとって良い年になりますように。今年も保健指導リソースガイドをよろしくお願いいたします。
[Terahata]
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