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【新型コロナ】ワクチン接種で副反応が 熱が出たら市販の解熱鎮痛剤を利用することも可能 厚労省が成分を示す
2021年06月25日
新型コロナウイルスワクチンの接種後に副反応が起きたという声が多く寄せられ、不安に感じている人は多い。
厚生労働省は、接種後に発熱などがあり必要な場合は、市販の解熱鎮痛剤を服用するなどして様子をみることを認めている。
では、どんな薬を飲めば良いのか? 厚生労働省はこのほど、服用できる解熱鎮痛剤の成分示した。
厚生労働省は、接種後に発熱などがあり必要な場合は、市販の解熱鎮痛剤を服用するなどして様子をみることを認めている。
では、どんな薬を飲めば良いのか? 厚生労働省はこのほど、服用できる解熱鎮痛剤の成分示した。
接種後に発熱などがあり必要な場合は解熱鎮痛剤を服用
日本の新型コロナウイルスワクチンの接種の速度・回数が上がってきた。高齢者や医療従事者向けの接種の総回数が6月24日現在で3,700万回を超え、21日からは企業や大学などでの職域接種も開始された。今後は64歳以下のワクチン接種が本格化する。
一方、すでに接種を終えた医療関係者や高齢者から、接種後に副反応が起きたという声が多く寄せられ、不安に感じている人は多い。
現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンは、ファイザー社とモデルナ社のものがあるが、ともに接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱などの副反応が報告されている。
ワクチンによる副反応は接種後1~2日以内に起こることが多く、症状の大部分は接種後数日以内に回復するが、厚生労働省は、発熱などがあり必要な場合は、解熱鎮痛剤を服用するなどして様子をみることを認めている。
新型コロナウイルスワクチンの副反応
出典:厚生労働省、2021年
ドラッグストアや薬局を経営する複数の企業から6月に入って、「アセトアミノフェンを成分とする市販薬が品薄になっている」と報告が寄せられたのを受け、厚生労働省はアセトアミノフェン以外の成分の市販薬も服用できることをホームページで明示した。
市販されている解熱鎮痛薬で、ワクチン接種後の発熱や痛みなどに使用できるのは次の通り。▼ アセトアミノフェン(エキセドリン、バファリンプレミアム、ノーシン、セデスなど)
▼ イブプロフェン(イブ、リングルアイビー、ナロンメディカル、バファリンプレミアムなど)
▼ ロキソプロフェン(ロキソニンなど)
※イブプロフェンとロキソプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
なお、アセトアミノフェンは、低年齢の人や妊娠中・授乳中の女性でも使用できるが、製品毎に対象年齢などが異なるので、対象を確認のうえ使用するよう注意を呼びかけている。
他の薬を服用している場合や、妊娠中、授乳中、高齢者、胃腸障害や腎機能低下など病気の治療中の場合は、服用できる薬が限られていることがあるため、事前に主治医や薬剤師に相談してほしいとしている。
また、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていない。
厚生労働省が開設したサイト「新型コロナワクチンQ&A」には、「ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか」「ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか」といった項目が用意されている。
新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省)新型コロナウイルスワクチン接種の総合案内「コロナワクチンナビ」(厚生労働省)
新型コロナワクチンについて(厚生労働省)
Interim Clinical Considerations for Use of COVID-19 Vaccines Currently Authorized in the United States(米国疾病予防管理センター)
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