【新型コロナ】流行前に比べて38%の人が体重増加 9割以上は「やせたい」と希望 肥満と肥満症の違いとは
肥満や肥満症について相談した人はたったの13%
ノボ ノルディスク ファーマは、全国47都道府県の20~75歳の男女9,400人を対象に、「肥満」と「肥満症」に関する意識実態調査を実施した。 調査では、新型コロナの流行前に比べて、体重が増えたという人は38%に上ることが分かった。肥満は、新型コロナの重症化リスクのひとつとして注目されているが、2型糖尿病や心血管疾患をはじめとする多くの疾患のリスク要因でもあり、予防と対策が重要となる。 さらに、「肥満」および「肥満症」の疑いがある人の95%は、今よりやせたいと考えていて、うち半数近くは10kg以上やせたいと思っているものの、肥満のために医療機関に行ったり、医師に相談したことがある人は13%と非常に少ないことも示された。 また、「肥満」と「肥満症」の違いを知る人は、全体の3分の1以下にとどまるという。「肥満症」の定義を知っている人も、「なんとなく」を含めても全体の9%と少なかった。太っていることが原因で他人からネガティブなことを言われた経験のある人は48%と半数近くに上った。 調査は、BMI(体格指数)が25以上の男女を対象に、2022年9月にインターネットで行ったもので、昨年に続いて2回目となる。肥満症や肥満症は個人だけの責任ではない
調査結果について、日本肥満学会理事長の横手幸太郎先生(千葉大学大学院医学研究院内分泌代謝・血液・老年内科学教授)は次のように述べている。9割以上の人は「今よりやせたい」と思っている
なお、肥満の判定では、体格指数(BMI)が用いられ、日本ではBMI 25以上が「肥満」と定義されている。日本肥満学会の定めた基準では、18.5未満が「低体重」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」。さらに、肥満はその度合いによって「肥満 (1度)」から「肥満 (4度)」に分類される。 一方、「肥満症」は、肥満で、かつ肥満と関連する健康障害がある、または内臓脂肪蓄積があり、医学的に減量が必要な慢性疾患と定義されている。 それ以外の調査の主な内容は次の通り――。- 「今よりやせたい」と思っている人は95%に上り、「10Kg以上やせたい」という人は49.0%、「20Kg以上やせたい」という人も16%に上った。もっとも回答が多かったのは「10kg以上~15kg未満」で23%。
- 新型コロナの流行前に比べて、体重が増えたという人は38%。増えた人が多い都道府県は埼玉県・石川県・熊本県。
- 自身の現在の体型について、「満足している」という人は4%にとどまり、95%が「今よりやせたい」と回答した。「今よりやせたい」という人が多い都道府県は茨城県・栃木県・新潟県・静岡県で、それぞれ98%を超えている。
- 今までに何らかの「減量」や「ダイエット」に取り組んだことがある人は86%に上り、これまでに「10回以上」のダイエットに挑戦したという人も14%に上る。
- 行ったことがある減量法の1位は「間食やおやつを控える」(52%)、2位「食事制限」(47%)、3位「食べ方に気をつける」(38%)。
- 「減量」や「ダイエット」に取り組んだことがあるなかで、成功しなかったり、リバウンドした経験がある人は94.6%に上る。減量が成功しなかった理由1位は「ストレスがたまった」(43%)、2位「面倒になった」(42%)、3位「効果が実感できなかった」(38%)。
- 「肥満」の悩みについて医療機関に行ったり、医師に相談したりしたことがある人は13%、減量法として「病院に行き、医師に相談する」と答えた人も4%にとどまる。相談しない理由でもっとも多いのは「『肥満』は自己責任だと思うから」で36%。相談した理由でもっとも多いのは「健康診断で勧められたから」で48%。
- 太っていることが原因で他人からネガティブなことを言われた経験のある人が48%と半数近くに上る。言われたネガティブなことで多かったのは「運動不足である」(49%)、「だらしがない、怠惰である」(39%)、「食生活や生活習慣が乱れている」(33%)など。
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