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【新型コロナ】ワクチン接種の実際を解説「筋肉注射の方法とコツ」も　日本プライマリ・ケア連合学会が動画を公開

2021年03月09日

　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンについて、日本プライマリ・ケア連合学会は、臨床に携わる医療者向けに2つの動画コンテンツの公開を開始した。
　動画は、「新型コロナウイルスワクチンについて　いまわかっていること、まだわからないこと」と「新型コロナワクチン　筋肉注射の方法とコツ」。

筋肉注射に慣れていない医師や看護師向けに動画を公開

　国内でも接種がはじまったファイザーの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンについて、日本プライマリ・ケア連合学会は、臨床に携わる医療者向けに、2つの動画コンテンツの公開を開始した。

新型コロナウイルスワクチンについて　いまわかっていること、まだわからないこと

新型コロナワクチン　筋肉注射の方法とコツ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)　診療所・病院におけるプライマリ・ケアのための情報サイト(日本プライマリ・ケア連合学会)

　動画「新型コロナウイルスワクチンについて　いまわかっていること、まだわからないこと」に添付された資料では、名古屋検疫所中部空港検疫所支所検疫衛生課空港検疫医療管理官の守屋章成医師が解説している。

　COVID-19ワクチンについて、接種を提供する側としては、▼高い効果があることを理解する、▼副反応はワクチンとしての通常範囲であることを理解する、▼アナフィラキシーには万全に備える、▼筋注の手技を再確認する、▼未知の要素があることを理解する、▼確率で考えることを理解する、▼接種に疑問や不安を抱く人と適切にコミュニケーションをとることをポイントとして挙げている。

　接種を受ける側としては、「高い効果を期待して、安心して受けてよい」としながらも、「1万分の1未満の確率で未知の有害事象が生ずる可能性には心構えを」と注意を促している。

【特集】新型コロナウイルス感染症

国民が感染予防に取り組んだことでコロナ以外の感染症も減少

子育て世代の女性をサポート　身体症状からメンタル不調を早期発見

働き盛りのミドル世代の健康を日本型食生活で支える　日本医師会など

運動不足のオフィス労働者の身体活動量を増やす介入プログラム

コロナ禍で⾼齢者の身体能⼒が3倍以上も低下　⾼齢者の体⼒を向上

運動不足の危機感はテレワークが長期に及ぶと低下　運動しやすい働き⽅が必要

子供の喘息はコロナ禍で減少　感染対策により感染が減少？

肥満や糖尿病の人が重症化するのを防ぐ治療法の開発へ　炎症ショックを抑制

「漢方薬」で新型コロナを治療　発熱緩和に効く　呼吸不全も抑制

コロナ禍で38%の人が体重増加　9割以上は「やせたい」と希望

ストレスや不安は子供にも影響　子供の「神経性やせ症」は減っていない

子供の運動不足も深刻　不規則な生活やスクリーンタイムが増加

全世代に対応した「遠隔メンタルヘルスケア」　若年者のメンタルヘルス

高齢化が世界一の日本でなぜ死亡率が低い？　医療や保健活動の積み重ねが成果

運動がワクチン効果を高める　運動によりワクチン効果は3倍に

ネットやSNSの情報は信用できる？　ヘルスリテラシーを高める4つのポイント

不安やうつを予防するのに「健康的な食事」　ストレスになるニュースも遮断

腸内環境が影響　腸内細菌と代謝物質で重症化しやすさが分かる

重症化リスクを高めるのは高齢・タバコ・糖尿病・肥満　危険因子を減らす対策

仮想現実で運動する「VRエクササイズ」　運動嫌いの人も夢中に

高齢者の半数以上は「フレイルが心配」　フレイル健診を受診したのは23％

妊婦へのコロナ禍の影響を全妊娠期で調査　多くの女性は妊娠期の栄養が不足

男性の家事・育児時間は過去最長　でも女性はその4倍　「男性中心型社会」から脱却

ワクチンの組み合わせによる効果の違い　「1・2回目ファイザー＋3回目モデルナ」は？

コロナ禍で介護の負担感が増加　家族介護者のメンタルヘルス不調は1.9倍に上昇

認知症リスクがコロナ感染後に2倍近くに上昇　医療のさらなる逼迫を懸念

感染しやすいのはどんな場所？　食料品店・薬局・公園は高リスク

うつ・不安・ストレスなど「精神的苦痛」が長期化のリスクを高める

子供の「ゲーム依存症」が増加　不登校やネット依存などの障害が

新たな変異株BA.2.75はこれまでで感染力が最高の可能性

ウォーキングなど適度な運動をしている人は重症化しにくい

看護師・妊婦・大学生の感染不安の高さを調査　社会的立場で比較

自殺の多い地域が明らかに　地域の特性に応じた自殺対策を推進

乳がんの女性のワクチン接種は効果があり治療への影響も小さい

「子供のメンタルヘルス」を改善　大人のワクチン接種も影響

家庭内暴力など家族の問題が増加　児童虐待の不安はどういう人に？

感染後3ヵ月以内に糖尿病と心血管疾患のリスクが上昇

ノババックスのワクチンの副反応の頻度は他のワクチンより低い

【新型コロナ】感染が疑われるときはどうすれば良い？　医療資源を有効活用

ストレスに弱くなり「頑張り」がきかなくなったのもコロナの後遺症？

モデルナのワクチンの３回目接種後の副反応は2回目に比べ減少

唾液中のタンパク質にコロナ感染を防止する効果　唾液を減らさない

【新型コロナ】地震被災者のメンタルヘルス　社会経済的な支援が必要

ワクチンの「接種しない」から「接種した」に心変わりした人の特徴

コロナ禍で運動不足に　運動はメンタルヘルスを改善　認知症リスクも低下

認知症への差別・偏見をなくす「地域の連帯感」　近隣住民の結束力

ワクチン接種は肥満の人の重症化リスクも減らす　すべての体重の人に効果が

ワクチンの4回目接種は効果が高い　最初の年だけで2000万人の命を救った

ブロッコリーの「スルフォラファン」が新型コロナに効果

ストレスが免疫の老化を加速　食事や運動など生活改善でストレスに対策

ダンスで高齢者の認知機能を改善　コロナ禍でも自宅で認知機能を向上

学校での感染の実態を調査　中学生以下はクラス内、高校は部活での感染が多い

スポーツ観戦での声出し応援は感染リスクを高める？　こうすれば安全

自殺者が増加　若い世代や女性で顕著　支援が届いていない可能性

テレワークの増加と夫婦関係の変化　コロナ禍は夫婦関係にどう影響？

職場のメンタルヘルスに影響するのは長時間労働ではなく睡眠と食事

コロナ禍でアルコール健康障害による死亡が急増

診断12ヵ月後で3分の1に症状が残存　不安やうつ・恐怖感・睡眠障害・QOL低下

「ヨガ」「太極拳」にストレス解消とリラックスの効果

子供のワクチン接種後の副反応を調査　成人に比べ副反応は少ない

ワクチン接種後の抗体産生量の個人差と時間変化を調査

保健師がコロナ禍の拡大を食い止めている　保健師の活動により罹患率は減少

起床・朝食が遅くなった子供で運動不足や栄養バランスの乱れが

コロナ禍で結婚数と出生数が減少　不安や経済的な悩みが原因？

ワクチン3回目接種後の副反応が明らかに　過半数が「身近な人にも勧める」

子供のワクチン接種ではどんな注意が必要？「家族で話し合ってみる」

ワクチン3回目接種を受けた人は重症化・死亡リスクが大きく低下

新型コロナは糖尿病のリスクを高める　糖尿病の症状に注意

感染拡大はメンタルヘルスにも影響　心の健康が「悪化した」人は22.3%

>> 新型コロナ　ニュース一覧へ

　動画「新型コロナワクチン　筋肉注射の方法とコツ」では、COVID-19ワクチンの投与法について説明している。日本のワクチンは皮下注射が多く、筋肉注射に慣れていない医師や看護師が多いとの指摘があり、現場の医師などに慣れてもらうために動画を公開した。

▼短い針では届かないので、針長は基本的に25mm(痩せて三角筋が薄い場合は16～19mmも可だが、付替えに注意が必要)、▼針サイズは23～25G、▼皮膚に対して垂直に、▼原則として根元までだが、痩せた人では加減する、▼針先は筋肉まで、▼皮下注になるおそれがあるので、つまみ上げない、▼逆流確認は不要(三角筋中心部に太い血管はない)、▼接種後は揉まない、▼グローブなしでも可(使う場合は毎回交換)といったポイントを紹介している。

　なお、厚生労働省の研究班も、COVID-19ワクチンの投与法の説明動画を準備しており、３月中の公開を目指している。

日本プライマリ・ケア連合学会

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)　診療所・病院におけるプライマリ・ケアのための情報サイト

［Terahata］

日本医療・健康情報研究所