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【新型コロナ】後遺症が疑われる人は34% どんな人に後遺症が出ているのか? 広島県調査
2022年03月28日

新型コロナに感染した後、療養期間が終了したにも関わらず、症状が慢性化したり、新たに出現する人がいることが分かっている。新型コロナの後遺症と疑われる症状として、「倦怠感、息切れ・息苦しさ、味覚障害、嗅覚障害、抜け毛、集中力低下、せき」が報告されている。
「新型コロナ後遺症を疑う症状にお悩みの場合は、まずは、受診の目安や調査結果を参考に、医療機関を受診すべきか、確認してください」と呼びかけられている。
新型コロナの後遺症が疑われる人は34%
新型コロナの後遺症
主な症状
主な症状

広島県調査、2021年
新型コロナの後遺症とみられる主な症状
倦怠感 (52%) |
---|
|
息切れ・息苦しさ (33%) |
|
味覚障害 (28%)・嗅覚障害 (25%) |
|
抜け毛 (24%) |
|
集中力低下 (22%) |
|
せき (20%) |
|
※( )内は広島県実態調査結果による。
※「診療の手引き」は、厚生労働省が公開している「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(別冊:罹患後症状のマネジメント)」のこと。現時点の知見などをもとに、かかりつけ医などの医療従事者向けの診療や経過観察のあり方をまとめてある。
広島県感染症・疾病管理センターでは県民に対して、「新型コロナ後遺症を疑う症状にお悩みの場合は、まずは、受診の目安や県実態調査結果を参考に、医療機関を受診すべきか、確認してください」と呼びかけている。
受診の目安は「日常生活に支障が生じ始める程度の症状があり、4週間以上続いている場合」だという。
※「診療の手引き」は、厚生労働省が公開している「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(別冊:罹患後症状のマネジメント)」のこと。現時点の知見などをもとに、かかりつけ医などの医療従事者向けの診療や経過観察のあり方をまとめてある。
新型コロナ後遺症外来の受診の流れ
- まずは身近な医療機関(かかりつけ医等)を受診してください。
- 受診後、新型コロナ後遺症の専門的な診療が必要と判断された場合、医師の「紹介状」を必ず受け取り、新型コロナ後遺症外来を実施する医療機関を受診してください。
- 新型コロナウイルスの治療とは異なり、後遺症の治療は、一般の診療と同様の診療費等の自己負担が発生しますので、ご了承ください。
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